予想記事テスト
2024/11/24(日)
東京競馬場・芝2400m
過去8年分のジャパンCのデータを軸に、過去の好走馬の血統傾向や今年の登録馬のコース相性などを踏まえて注目馬をピックアップしています。
1週前予想なので回避馬・除外馬が含まれる場合があり、また枠順や馬体重など記事公開時には予想に反映できない要素もありますのでご了承ください。
ジャパンC 登録馬
登録馬
予想人気(2週前)
2番人気 ドウデュース
3番人気 オーギュストロダン
4番人気 ジャスティンパレス
5番人気 スターズオンアース
参考:netkeiba.com
2週前の登録時点では今年のオークス・秋華賞を制した二冠馬チェルヴィニアが1番人気。2番人気は天皇賞・秋でGⅠ4勝目を挙げたドウデュース、3番人気はディープインパクト産駒で欧州GⅠ6勝を挙げているオーギュストロダンが推されています。
以下天皇賞・秋で4着だったジャスティンパレス、昨年のジャパンCでは3着だったスターズオンアース、天皇賞・秋で7着だったソールオリエンス、凱旋門賞12着だった3歳馬シンエンペラーなどが続きます。
ジャパンC コース&血統分析
東京芝2400mの特徴
東京芝2400mはダービーやジャパンCなど日本を代表するGⅠが行われる舞台。直線の坂を上りきった地点からスタートし、前半1000mは平坦~下り坂となっています。
スピード、スタミナ、底力など総合力が問われるコースでレースレベルが上がるほど人気馬が好走しやすい特徴があります。
[blogcard url=”https://navi-keiba.com/2018/04/15/post-5044/”]父系統別データ
- キングカメハメハ系【2-3-1-18】
- サンデーサイレンス系【2-1-1-5】
- ハーツクライ系【2-0-2-16】
- ディープインパクト系【1-3-2-23】
- キングマンボ系【1-0-0-2】
- ステイゴールド系【0-1-1-10】
過去8年で実績豊富なのはディープインパクト、ハーツクライ産駒。キングカメハメハ系はアーモンドアイ以降苦戦続きでしたが昨年はリバティアイランド、スターズオンアースとドゥラメンテ産駒2頭が好走。
父サンデー系・キングマンボ系(キングカメハメハ系)以外は(0-0-1-34)で唯一3着に入ったのは父ロベルト系のデアリングタクト。特に欧州型ノーザンダンサー系は外国馬が多いこともあり苦戦しています。
母父系統別データ
- ミスタープロスペクター系【3-1-3-11】
- サンデーサイレンス系【2-0-0-13】
- プリンスリーギフト系【1-0-1-0】
- リファール系【1-0-0-2】
- ロベルト系【0-3-0-8】
- ボールドルーラー系【0-1-1-3】
コントレイルやスワーヴリチャードの母父アンブライドルズソング、デアリングタクトやワグネリアンの母父キングカメハメハと近年はミスプロ系の母父を持つ馬の好走が目立ちます。
全体的に見ても米国型の母父を持つ馬の成績が良く、欧州型ノーザンダンサー系は(1-0-0-17)で優勝したのは昨年のイクイノックス。
ジャパンC 傾向データ①
枠順データ
枠順 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
1枠 | 5-3-0-5 | 38.5% | 61.5% |
2枠 | 1-0-4-10 | 6.7% | 33.3% |
3枠 | 2-0-1-13 | 12.5% | 18.8% |
4枠 | 0-2-0-14 | 0.0% | 12.5% |
5枠 | 0-1-0-15 | 0.0% | 6.3% |
6枠 | 0-1-0-15 | 0.0% | 6.3% |
7枠 | 0-1-1-17 | 0.0% | 10.5% |
8枠 | 0-0-2-19 | 0.0% | 9.5% |
馬番1番が(3-2-0-3)、2番が(3-1-1-3)と1枠は人気馬が多かった影響もありますが成績は断トツ。馬番1~6番が(8-4-5-31)、7番以降が(0-4-3-77)と優勝馬は内枠から出ています。
馬番データ
- 偶数馬番【4-4-3-53】
- 奇数馬番【4-4-5-55】
当日5番人気以内+馬番1~2番は(6-2-1-1)。また牝馬は偶数馬番が(1-0-0-7)、奇数馬番が(1-2-2-6)と奇数馬番の成績が良く、偶数馬番で優勝したのは5歳時のアーモンドアイ。
5~8枠
- 4歳【0-2-3-18】
- 4歳以外【0-1-0-48】
また外寄りの枠から好走しているのはほぼ4歳馬で、唯一4歳以外で2着に入ったのは2016年のサウンズオブアース。
脚質データ
脚質 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
逃げ | 1-1-1-5 | 12.5% | 37.5% |
先行 | 4-3-3-20 | 13.3% | 33.3% |
差し | 3-4-4-45 | 5.4% | 19.6% |
追込 | 0-0-0-37 | 0.0% | 0.0% |
マクリ | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% |
レースの上がり5位以内が(7-8-6-22)と基本的には末脚勝負ですが、4角10番手以下は(1-1-1-52)と直線のみでは届きません。
前走4角位置
- 4番手以内【3-5-2-26】
- 5番手以下【5-3-6-62】
前走4角4番手以内+当日2番人気以内だと(3-3-1-0)で複勝率100%と堅実ですが今年の国内組の有力馬はいずれも前走4角5番手以下。
また人気馬が強いレースですが、3~5番人気馬は前走4角4番手以内が(0-2-1-8)、5番手以下が(3-2-2-6)と差し寄りの馬の方が成績が良いのが特徴です。
前走上がり3F
- 3位以内【6-5-4-26】
- 4位以下【2-3-4-59】
牝馬は前走上がり3位以内だと(2-1-1-3)、4位以下で(0-1-1-6)。また前走上がり4位以下は関東馬が(0-1-1-21)、関西馬が(2-2-3-36)と関西馬優勢です。チェルヴィニアが前走上がり3位以内の牝馬。
馬体重データ
馬体重 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
-439 | 0-0-0-5 | 0.0% | 0.0% |
440-459 | 1-2-2-8 | 7.7% | 38.5% |
460-479 | 2-2-1-30 | 5.7% | 14.3% |
480-499 | 2-1-3-34 | 5.0% | 15.0% |
500-519 | 2-2-1-25 | 6.7% | 16.7% |
520- | 1-1-1-6 | 11.1% | 33.3% |
460kg未満で好走した5回(3頭)はシャフリヤール、コントレイル、ワグネリアンといずれもディープ産駒のダービー馬。ブローザホーンが430kg弱の馬体です。
馬格の影響は小さいレースですが3歳馬はマイナス体重が(1-2-2-1)、±0kg以上が(0-2-0-7)と絞ってきた馬の成績が良いのが特徴です。
前走との馬体重差
- +体重【2-4-2-40】
- 増減無【2-0-3-11】
- -体重【4-4-3-37】
ジャパンC 傾向データ②
人気データ
人気 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 5-1-1-1 | 62.5% | 87.5% |
2番人気 | 0-3-3-2 | 0.0% | 75.0% |
3番人気 | 2-1-1-4 | 25.0% | 50.0% |
4-6番人気 | 1-3-3-17 | 4.2% | 29.2% |
7-9番人気 | 0-0-0-24 | 0.0% | 0.0% |
10番人気- | 0-0-0-60 | 0.0% | 0.0% |
当日5番人気以内が(8-8-7-17)、6番人気以下が(0-0-1-91)と人気馬が非常に堅実なレース。単勝オッズ3.9倍以下は(5-4-3-0)で複勝率100%、15倍以上は(0-0-1-95)で昨年のスターズオンアースが3着に入っています。
所属データ
所属 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
美浦 | 3-3-1-31 | 7.9% | 18.4% |
栗東 | 5-5-7-55 | 6.9% | 23.6% |
地方 | 0-0-0-4 | 0.0% | 0.0% |
海外 | 0-0-0-18 | 0.0% | 0.0% |
人気馬なら関東・関西馬はそれほど意識する必要はありませんが、関東馬の好走7回のうち5回がルメール騎手の騎乗馬で牡馬に限ると3回全てがルメール騎手。今年はチェルヴィニアに騎乗予定です。
また外国馬で3着以内に入ったのは2006年のウィジャボード、優勝は2005年のアルカセットまで遡ります。ただそれ以降5番人気以内に推されたのは2009年のコンデュイット、2011年のデインドリームの2頭だけでした。
馬齢データ
馬齢 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
3歳 | 1-4-2-11 | 5.6% | 38.9% |
4歳 | 3-3-4-27 | 8.1% | 27.0% |
5歳 | 4-1-2-26 | 12.1% | 21.2% |
6歳 | 0-0-0-28 | 0.0% | 0.0% |
7歳- | 0-0-0-16 | 0.0% | 0.0% |
6歳以上は人気薄が大半ですが過去8年では馬券絡みは無し。3歳馬で好走した7頭中6頭はダービーかオークス優勝馬、例外は2019年のカレンブーケドールでオークスでは2着でした。
キャリアデータ
- 10戦以下【3-6-4-14】
- 11~15戦【2-1-2-23】
- 16~20戦【1-1-2-17】
- 21戦以上【2-0-0-54】
近年はキャリア16戦以上は苦戦しており直近5年では2022年のヴェラアズール、2019年のスワーヴリチャードくらいです。
騎手データ
- 継続騎乗【5-8-4-57】
- 乗り替わり【3-0-4-51】
乗り替わりは海外騎手が(3-0-2-16)、JRA・地方騎手が(0-0-2-35)。また乗り替わりで好走した7頭中5頭はノーザンF生産馬、他は社台F・白老F生産馬が1頭ずつでした。2週前時点ではスターズオンアースが川田騎手への乗り替わり想定。
また騎手別ではルメール騎手が(3-2-0-3)、武豊騎手が(1-0-1-4)、川田騎手が(0-2-2-3)。
生産者データ
- ノーザンF【5-4-5-41】
前走がGⅠで1着だったノーザンF生産馬は(3-1-0-0)、GⅡで1着だと(0-2-1-4)。チェルヴィニア・ドウデュースが前走GⅠで1着だったノーザンF生産馬。
ジャパンC 前走データ
前走クラスデータ
クラス | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
GⅠ | 5-5-5-31 | 10.9% | 32.6% |
GⅡ | 3-3-3-42 | 5.9% | 17.6% |
GⅢ | 0-0-0-5 | 0.0% | 0.0% |
リステッド | 0-0-0-2 | 0.0% | 0.0% |
オープン | 0-0-0-2 | 0.0% | 0.0% |
3勝 | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% |
地方 | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% |
海外 | 0-0-0-20 | 0.0% | 0.0% |
3着以内の半数近くが天皇賞・秋からのローテで秋華賞・京都大賞典も好走馬が多いローテ。前走GⅢ以下は第1回から数えても3着以内は出ていません。
主な前走
- 天皇賞・秋【4-2-3-22】
- 京都大賞典【3-1-0-17】
- 秋華賞【1-2-1-2】
- アルゼンチン共和国杯【0-1-1-13】
- 神戸新聞杯【0-1-1-0】
- 菊花賞【0-1-0-3】
- オールカマー【0-0-1-7】
前走距離
- ~1600m【0-0-1-3】
- 1800m【0-0-0-3】
- 2000m【5-4-4-36】
- 2200m【0-0-2-10】
- 2400m【3-2-0-32】
- 2500m【0-1-1-14】
- 2600m~【0-1-0-6】
前走場所
- 東京【4-3-5-45】
- 中山【0-0-1-8】
- 京都【3-4-1-18】
- 阪神【1-1-0-10】
- 中京【0-0-1-0】
- 札幌【0-0-0-1】
- 福島【0-0-0-2】
- 新潟【0-0-0-1】
前走人気データ
人気 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 6-4-5-13 | 21.4% | 53.6% |
2番人気 | 1-2-1-8 | 8.3% | 33.3% |
3番人気 | 0-1-1-5 | 0.0% | 28.6% |
4番人気 | 0-0-1-12 | 0.0% | 7.7% |
5番人気 | 1-0-0-8 | 11.1% | 11.1% |
6-9番人気 | 0-1-0-23 | 0.0% | 4.2% |
10番人気- | 0-0-0-19 | 0.0% | 0.0% |
前走で1番人気だった馬の勝率が高く、前走4番人気以下で好走しているのは全て天皇賞・秋組ですが最後に好走したのは2019年のスワーヴリチャード・ワグネリアンまで遡ります。
また前走天皇賞・秋で1番人気だった馬は(3-0-2-0)で複勝率100%ですが今年は該当馬無し。
前走4番人気以下
- 天皇賞・秋【1-1-1-19】
- その他のレース【0-0-0-43】
カラテ、シュトルーヴェが前走天皇賞・秋以外のレースで4番人気以下。
関東馬
- 1番人気【3-2-1-5】
- 2番人気以下【0-1-0-26】
前走2番人気以下で好走したのは秋華賞で2番人気2着だったカレンブーケドール。シュトルーヴェ、ソールオリエンス、ダノンベルーガが前走2番人気以下の関東馬。
前走着順データ
着順 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
1着 | 5-4-3-16 | 17.9% | 42.9% |
2着 | 1-1-0-16 | 5.6% | 11.1% |
3着 | 1-1-1-5 | 12.5% | 37.5% |
4着 | 0-1-1-16 | 0.0% | 11.1% |
5着 | 0-1-1-8 | 0.0% | 20.0% |
6-9着 | 1-0-1-24 | 3.8% | 7.7% |
10着- | 0-0-1-23 | 0.0% | 4.2% |
前走人気と傾向は似ており前走5着以下からの巻き返しを狙えるのは天皇賞・秋組。ただし前走で1秒以上負けていると過去8年では連対無し。
前走5着以下
- 天皇賞・秋【1-1-2-15】
- その他のレース【0-0-1-40】
天皇賞・秋以外のレース5着以下で3着に入ったのは2022年のヴェルトライゼンデで前走はオールカマー7着。カラテ、シュトルーヴェ、シンエンペラー、スターズオンアース、ドゥレッツァ、ファンタスティックムーン、ブローザホーン、プラダリアが前走天皇賞・秋以外のレースで5着以下。
関東馬
- 3着以内【3-3-1-11】
- 4着以下【0-0-0-20】
関東馬は前走1着馬の成績が良く、前走2~3着で好走したのはカレンブーケドール(秋華賞2着)とスターズオンアース(ヴィクトリアマイル3着)。
シュトルーヴェ、スターズオンアース、ソールオリエンス、ダノンベルーガ、ドゥレッツァが前走4着以下の関東馬。
前走タイム差(2着以下)
- 0.9秒差以内【3-4-3-60】
- 1.0秒差以上【0-0-2-30】
シュトルーヴェ、ダノンベルーガ、ブローザホーンが前走1秒以上負けています。
ジャパンC データまとめ
買いデータ
★母父米国型(特にミスプロ系)
★馬番1~6番(特に1~2番の人気馬)
★前走4角4番手以内+当日2番人気以内
★単勝オッズ3.9倍以下
★ダービー・オークス優勝の3歳馬
★前走GⅠ優勝のノーザンF生産馬
消しデータ
★馬体重460kg未満(ディープ産駒を除く)
★当日6番人気以下または単勝オッズ15倍以上
★6歳以上
★JRA・地方騎手への乗り替わり
★前走海外またはGⅢ以下
★前走天皇賞・秋以外で4番人気+5着以下
★前走2番人気+4着以下の関東馬
ジャパンC 予想
○チェルヴィニア
▲スターズオンアース
△ジャスティンパレス
△オーギュストロダン
△ゴリアット
ドウデュースは前走天皇賞・秋で2番人気1着と内容は文句無し。1番人気だったリバティアイランドが出走しないためノーザンF生産馬関連のデータでも上位評価になります。血統的にも母父が米国型、ハーツクライ産駒はシュヴァルグランやスワーヴリチャード、ジャスタウェイと5歳で完熟期を迎える産駒が多く秋三冠も期待できます。
チェルヴィニアは関東の3歳馬でルメール騎手騎乗、オークス勝ちの実績持ちとこちらもドウデュースと甲乙つけ難くノーザンF生産馬で前走GⅠ優勝という好データにも該当します。ただし血統面ではハーツ・ディープ産駒あたりと比較するとハービンジャー産駒は良馬場では見劣りする部分もあり、斤量差や馬場状態を味方にできれば。
スターズオンアースは昨年ヴィクトリアマイルからの休み明けで3着、有馬記念では大外16番から2着と能力は上位。前走内容やJRAの川田騎手への乗り替わりなど割引き要素もありますが、国内では12戦全て3着以内と安定感があり前で競馬が出来るのも魅力です。
ジャスティンパレスは天皇賞・秋で6番人気4着と内容は物足りませんが父ディープ×母父米故国型と血統は良く、ディープ産駒の牡馬は4歳よりも5歳の方が成績が良いのも強調できます。ただ瞬発力勝負では分が悪くある程度流れてのスタミナ勝負が理想なので、展開面ではやや不安。
オーギュストロダンはディープ産駒という血統からも素直に人気に推されそうですが、母父ガリレオが不安。BCターフである程度の持ち時計はありますがサンタアニタは屈指の高速コースなのでそこまで評価はできません。高速決着よりは欧州競馬のように道中スローの団子状態のような展開が理想か。
ゴリアットはGⅠ勝ちは人気薄で勝ったキングジョージのみですが、ブルーストッキング・レベルスロマンス・オーギュストロダンと錚々たるメンバーを相手に快勝。母系にストームキャット、マキャヴェリアンを持つなど血統的には面白そうで、道悪なら紐候補に。